第5章 対応方法


 朝鮮民族の他民族との交渉の仕方は一風変わっている。重要な相手ほど、恫喝を手段として譲歩を引き出そうとするものだ。これは最近の北朝鮮のミサイルや核の交渉でも見られるが、これは朝鮮民族に共通する思考である。なぜこのような交渉の仕方をするかと言えば、儒教・小中華思想による。交渉の際、相手に頭を下げることは自分を低く見られることになると思い、それを良しとしないのだ。そのため、まず居丈高に出るのである。
 彼らは無視されるのを強烈に嫌がるため、何としても気を引こうと、猛烈な嫌がらせをしてくることが度々ある。放置すればそれがエスカレートし、かと言って相手をするとそれに味を占めてさらに強引な手法で譲歩を引き出そうとする。どちらにせよ強く出てくるのである。
 「いかに相手から主導権を取るか」ここに彼らの意識は集約される。中国・韓国が日本と何らかの公称をする際、まず最初に反日を交渉材料に持ってくるのが典型的な例であり、まず相手をへし折ってから自分の言い分を聞かせようと言うことなのだ。特に日本人相手の場合、日本人に贖罪意識が強いことを利用し、歴史問題、特に日本統治時代や戦争を持ち出す。そこに倫理や事実など関係ない。彼らの外交は、彼らの日常生活「相手より大きな声」で「相手よりも多く罵倒」し「自分が上なのだと思わせる」事の延長線上にある。中華思想圏では支配層と奴隷という身分差別が確立しており、現在でもその延長線上にあると言うことだ。自分達が支配層に立つため、相手が言うことを聞くまで痛めつけるわけだ。
 逆に、彼らは徹底的にやられるとおとなしく従順になる特性がある。しかし、だからといって日本が彼らを徹底的に痛めつけ、奴隷にするような行為など今更出来るわけもない。

 では、これに対してはどう対応したらよいのか。

 まず、彼らの主張に誤りがある場合、徹底的にそれを潰していく。彼らは情に訴え世界中に自己主張を広めようとするが、日本はそれに対し、証拠を持って確実に全て論破することだ。これが主導権を握る重要な行動になる。
 彼らには「嘘も百回言えば真実になる」「泣く子は餅を一つ余計にもらえる」という諺があるように、ごね得の意識が強い。それを許してしまうとどこまでも増長する。従って、ごねても無駄だと言うことをしっかりと示さねばならない。それは日本が先進国として指導すべき分野である。先に誤ったメッセージを送ってしまうと交渉が成り立たない。まず対等に、国家としての交渉が出来る土台を作ることだ。
 また、韓国人は非常に劣等感が強く、特に欧米人(白人)には憧れと共に強いコンプレックスを持つ。日本人が韓国人に意見をするとヒステリックに反発するが、欧米の白人が言うと、批判であっても意外とすんなり受け入れる傾向がある。従って、日本が論理的に韓国人の主張を潰していく際に世界に証拠を提示していくことは重要なのである。欧米人にも指摘させることで、韓国側がそれ以上の捏造による日本批判を出来なくするのだ。そのためにも、日本は韓国人の主張を否定する際、世界を巻き込み認めさせる必要がある。海外への情報公開と普及を徹底して行うことだ。
 韓国の嘘・捏造や強引な手法が無駄であることをわからせたとき、初めて国家間のまともな交渉が出来るのだ。
 しかも、韓国政府は過去の日本の半島に対する対応を国民に一切伝えず、嘘捏造を報道してきた。日韓基本条約でさえ、21世紀になってやっと国民にその存在を公表したほどだ。よって、韓国国民に真実を伝えることは日本の正当性を主張する手助けとなる。幸いにもインターネットの普及で、韓国国民の60%が、韓国の歴史教育に疑問を持っているとの報道もある(聯合ニュース2007.09.14)。若い世代には、インターネットを通じて正しい歴史事実を伝えることも可能なのだ。韓国の国民にも真実を突きつけ、理解させる戦略も必要だ。
 日本は韓国に対し証拠に基づいた反論をすると共に、韓国を含む海外にもそれを知らせ、日本の正当性を主張することが必要なのである。本論では省いたが、慰安婦問題、日本海呼称問題、竹島領有権問題も同様である。
 また、儒教の章でも書いたが、彼らは儒教の思想から、謝る方が下であり、悪いから謝るのだという認識だ。謝罪を幾度となく要求しながらも、日本が要求に合わせて謝っていると、「そんなに何回も謝る程悪いことをしたと日本人は自覚があるのだ」と受け取り、さらなる謝罪と賠償を要求してくる。常識として、謝罪は一度で良いのだ。何度も謝れば謝るほど、その真意は薄れ、曲解されたメッセージを受け取られる。もう二度と謝ってはいけない。謝罪をすればそれを材料にまた難癖を付けてくるだけだ。

 韓国はまだ独立して60年程度、非常に未成熟なのだ。ただ未成熟だけではなく、極めて歪んでいる。我が儘な子供は放置すると非常識になる。それと同じように、韓国の独善を日本は諫めなければならず、正しい国際関係のあり方を教え、論拠に基づく交渉を行うよう身をもって示していくことだ。決して我が儘を許してはならないのである。





戻る

真面目に韓国考察トップに戻る



総合トップページに戻る
inserted by FC2 system